メディチ家の秘宝『カルブンクルス』～アルベルトゥス・マグヌスの鉱物書から～

～アルベルトゥス・マグヌスの鉱物書から～

CARBUNCULUS
『カルブンクルス(紅玉)』　※限定1点もの

ルビー
金具：シルバー925＜18KGP＞
産地：タンザニア
サイズ約10x8mm
重さ約4g

ギリシア語ではアントラクス、ある人たちからはルビヌス(ルビー)と呼ばれているカルブンタルスは、とりわけ透明であり、とりわけ赤く、また赤い石である。これが他の石に対して占める地位は、黄金が他の金属に対してもつ地位のごとくである。

これは他のどんな石よりもより多くの力をもつといわれている。

その特殊な効力というのは、空気とか蒸発物の中の毒を除去することである。また、この石がほんとうによいものであれば、暗いなかで炭火のように明るく輝く。私自身はこうしたところを実際に見たことがある。しかし、それがあまりよいものではなくても、本物でさえあれば、きれいに磨いた黒い容器の中に明るく澄んだ水がその石の上に注がれるなら、暗いところでもこの石はほんとうに輝き出すのである。暗がりでも決して輝くことのないものは、完全な高貴性をもっていないことの証拠である。

カルブンクルスは他のどんな石よりも多くの力(ラテン語virtus「力」→英語virture「美徳、効力」)をもつといわれている」という文面

宝石のもつ驚くべき力の源は、天上の世界にあるとして次のように語っているからです。

太陽や星、その他いくつかの星に見られる色であり、特にすぐれたものとしてのカルブンクルス、
さらにそれに属する種類のバラキウス(パラティウス)やグラナトゥス、その他いくつかの石の色で
ある。

だから彼らの言うには、カルブングルスは最も高貴ですべての他の石の力をもつものである。というのも、この石は太陽のようなパワー、つまり、すべての他の星の力よりも高貴な力を受けているからである。

まさにこの石はすべての天体的な石に明るさと力を与える普遍的な力である。

第四の色は暗色(曇り色)で、月のいくつかの運行宿の場合と同じく、いくつかの星にも見られ、カルケドニウス(玉髄)、アメテュストゥス(アメジスト)、ときにはスマラグドゥス(エメラルド)やある他の石のように暗色を含む石に見られるものである。

#アルベルトゥス・マグヌス
#パワーストーン
#天然石