②【魔導具】『清水珠』極ノ版【極限】

【魔導具】『清水珠』極ノ版
《特注ペンダント化したものです》

濁っている水を清め、澄ませる宝珠。

馮翊という人が峴山を歩いているとき、不思議なものを手に入れた。

それは一つの珠だったが、なにでできているのかよくわからない。珠玉としてはかなり大きいものであり、ただ色が黒く、それでいて光沢があり、氷のように清らかなのだった。

その後、馮翊が長安に出向いたとき、胡人(西方の異民族)が話しかけきて、その珠を譲ってほしいと頼む。

交渉の末、30万貫という大金で譲ることになった。理由を尋ねてみると、この石は清水珠というものであり、どんな濁った水でもこの珠玉を入れてかき回せば、たちどころに清水になるのだという。そして瓶に塩水を入れて実演して見せた。

胡人の国では水が塩辛く、特に船に乗せておくと
たちどころに腐敗して、飲むに耐えないのだという。だから清水珠は金に代えがたい宝物なのだというと、代金を払って立ち去った。

「その言い伝えから金を呼び込む宝珠として伝説の魔導具となり秘境の仙人達の手により秘密裏に保存されたのだという。知人錬金術師からその話を小耳に挟んだ私タリカムは得意の千里眼を用いて、その場所にたどり着き、大枚をはたいて入手した物を銀製金具を付けたペンダントとして、コア魔導具ユーザーへ出品するに至りました。」

【極ノ版　極限モデル】

●古伝/中国
●珠

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